体育主任って何するの?仕事内容を徹底解説!

体育主任の仕事について徹底解説  本と育児と先生のこと 

新年度が近づくこの時期、来年度の人事や学年、校務分掌が気になったり近くの先生と話したりしますよね。それが楽しいんですよね。

でもそれと同時に、「〇〇主任の分掌回ってきたらどうしよ・・・」と不安になったことはありませんか。

そもそも校務分掌とは何か?その種類や内容について詳しく知りたい方はこちらの「【初任者必見】小学校の校務分掌とは?種類と内容を徹底解説!」の記事をご覧ください。

この記事では体育主任って1年間でどんな仕事をするのかについて徹底解説します。

しかもこの内容は、教職員経験最初の5年のうちの2年間を体育主任として過ごした旦那から聞いた話をもとにしています。

つまり、まだ若手だけど体育主任が回ってきそうという方にぜひ読んでほしい。そうすれば来年、大まかな流れを知って見通しをもって仕事に取り掛かることができます!

この記事を書いた人

・旦那が小学校の先生
・育児3年目の20代 もうすぐ二児の母親
・旅行好き✈️ 45都道府県制覇
・家計管理💰
・温泉旅行大好き♨
・自分の経験が少しでも誰かの役に立てばと思い情報を発信                       

普段の仕事

普段の仕事。まず運動場や体育館の管理が体育主任の仕事です。具体的には雨が降った後の運動場の様子を見て使えるかどうか判断したり、土を入れてでこぼこをなくしたり、コートのラインテープが剥がれていたら貼り直したり普段から体育(運動)が円滑に行われるように場所を管理するお仕事です。

体育館の時間割を提案

学校の規模によってあったりなかったりする仕事ですが、ある程度のクラス数(各学年2クラス以上)があると、体育館をどの時期にどの学年が使うのか1年間の初めに提示します。基本は教務主任が時間割を組んでくれた通りに当てはめていくのですが、学年部ごとに運動が似ていることがあるので、できるだけ場所が重ならないようにや、準備が煩雑にならないように工夫することも大切です。

各クラスのボールや体育倉庫の用具管理

運動委員会のような委員会活動としてすることが多いですが、用具管理も体育主任の仕事です。ボールの空気が入っていないと怒る先生もいるらしく、細かいところにまで配慮しないといけないかもしれません。

運動を促進するような取り組み

先ほどの運動委員会と重なるのですが、子どもたちが運動するような取り組みを企画し、実践するのも体育主任を中心に行います。旦那は以前の学校で運動ビンゴや教室でできる体力テスト対策動画等、委員会の子どもたちと一緒に色々取り組みました。

行事的な仕事

どちらかというと、今から書かせてもらう行事的な仕事がすごく大変です。数も多いし、学校全体を動かすのでその調整が大変です。

新体力テスト

昔はスポーツテストとか呼ばれていました。新体力テストになってからもう10年経つのに、「いつまで「新」やねん」と旦那が言ってました笑。これも準備で学校全体を動かしたり時間割を変更したりするのが大変です。どうしてかというと、年度当初に行う学校も多く、4月のバタバタしている時期に職員全員で用意する計画を立てないといけないからです。あと、未だに集計が紙媒体な自治体もあるみたいで、、、

運動会(体育参観日)

体育主任をして最も大変である一つがこれです。運動会といえば一大行事というイメージがみなさんもありませんか?最近は働き方改革やコロナのこともあり体育参観日になってきているそうですが、練習計画や時間割を組んだり、練習が始まれば早朝にラインを引いたり放送機器を用意したり、演技図や準備図を用意したり・・・・・もうほんとここには書ききれないくらい細かいところまですることがあり、非常に神経をすり減らします。体育参観日になると開閉会式などの全体指導がなくなるのでだいぶ楽になるみたいですが、それでも学校全体を動かして先生たちといろんな調整をするのはしんどいですね。

プール

体育主任をしていて最も大変であるもう一つがこれです。旦那はコロナが広がった2年間で体育主任をしていたらしくまだプールを主任としてしたことはないですが、やっぱりこれも準備が大変です。水を抜いていい期間が決まっているので、その間にプール掃除を行わなければなりません。そして塩素の管理を毎日は必ずしないといけないからです。土日も学校に確認しに行く先生もいるそうです。確かに藻が生えているプールでは泳ぎたくなりませんよね。でも土日まで行かないといけない仕組みはおかしいです。

陸上記録会

自治体によっても違いますが、陸上記録会が行われることがあります。そのために学校で練習をするので、また計画が必要みたいなんです。そして不思議に感じたことが、当日の準備、進行をするために自分のクラスを自習にして役員として他のクラスの先生も参加するということです。おかしな話ですよね。「関係ない子の学習時間を奪って、勤務時間外まで仕事をして誰のためになっているのやら」(旦那)

縄跳び運動(短縄と長縄)

またまたこれも、準備、計画、そして運営を体育主任がするわけです。なんかお馴染みの流れになってきましたね笑

業間マラソンやペース走

「どうして走らなければならないのか。寒いんだから暖かいところでゆっくりすればいいのに。大人だって冬は家にいるじゃん。」って思ってました。さ、ここまで読めばもうお分かりですよね?何かをするってことは準備、計画、運営をまたまた体育主任が中心となって行います。ペース走は朝のライン引きが大変だそうです。

その他

調査の回答

学校にはいろんな調査がくるので体育関係は体育主任にきます。結構ぎりぎりで送ってくるものがあり、調査の回答を作るのもなかなか時間がかかるみたいです。これを授業がない時間や放課後に作成しないといけないので、素早く取り組む必要があります。

学年の体育関係の仕事

これは体育主任じゃなくて、どの学年でもあるんですが、体育主任をするともちろん学年の体育担当みたいな役割も任されます。その人たちで学校の体育行事などについて話し合う体育部会の進行も体育主任の仕事です。だから、行事の2ヶ月くらい前から計画を考えはじめ、部会の前に読んでもらっておくとスムーズで有意義な部会となりやすいです。

まとめ

今日は体育主任について話を聞き、まとめてみました。大きく分けると日常的な施設や道具の管理と行事の計画、そして調査への回答などいろいろな仕事がありました。特に行事の計画は、学校全体に関わることも多く、いろいろな先生にお願いしたりシミュレーションしたりしないといけないので大変ですね。しかもこれに学級担任の仕事があるし、早く帰りたい旦那にとってふられたら嫌な仕事です。ですが、この記事を読んで見通しをもっておけば早めに準備に取り掛かることができ、先手先手で仕事をしていくことができるはずです。ぜひみなさんもムリのないようにしてお体を大切にしてください。

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